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●迷盤奇盤珍盤 第3回  Swing, Swing?, Swing!

ということで、第3回をお届けします。だいぶん間が空いてしまいました。実は5月上旬から書き始めてはいたのですが、後半部分へなかなか進めず。2ヶ月もかかってしまいました。これではいかんですね(反省)。

今回はちょっと変化球というか、イレギュラーな感じです。というのは、4枚組ボックスセットの中の2枚目だけを取り上げる、という形になるので。
そのボックスセットは、おなじみProper Recordsの出している4枚組シリーズの1つ、『Swing Tamzen Verboten! Swing Music And Nazi Propaganda Swing During World War II』(Proper Records PROPERBOX 56)。ドイツ語のタイトル前半を直訳すると、「スウィングダンス禁止!」となります。

で、その2枚目には、「Charlie And His Orchestra: Nazi Propaganda Swing」という名前がついています。
swing002.jpg
第二次世界大戦中、日本ではジャズなどの英米の音楽は、「敵性音楽」として取り締まられましたが、ドイツでも多少異なりますが、ジャズ、特に当時大流行していたスウィングジャズは取り締まられました。その一方で、英米向けのプロパガンダ(政治的宣伝行為)として、逆にジャズを使用することもありました。
そのへんの経緯は、辻田真佐憲さんの『たのしいプロパガンダ』という本に書いてありますので、引用してみます。

英国人を引きつけたナチのプロパガンダ放送
 第二次世界大戦中、ドイツは「こちらドイツ」(GermanyCalling)という対外プロパガンダ放送を行った。とりわけ、英仏海峡に隔てられて手が出せなかった英国に向けては熾烈な電波戦争が繰り広げられた。(中略)
 また、「こちらドイツ」は英国人のリスナーを獲得するため、人気のジャズも活用した。そのために、一九四〇年四月にルッツ・テンプリンをリーダーとするジャズバンド「チャーリー・アンド・ヒズ・オーケストラ」を結成させた。「チャーリー」とは、ヴォーカルのカール・シュヴェートラーの愛称だった。
 ナチ・ドイツにおいてジャズは危うい音楽だった。一方では、「非ドイツ的音楽」「ユダヤ音楽」「文化ペスト」というレッテルを貼られて弾圧された。しかしその一方で、若者の息抜きに使えるということで比較的放任されてもいた。ただ、対外プロパガンダで使用する分には何の躊躇も必要なかった。(中略)
 それはともかく、「チャーリー・アンド・ヒズ・オーケストラ」は様々なプロパガンダ・ジャズを制作した。彼らのやり方は巧妙だった。まず、人気ジャズの一番の歌詞を原曲のまま吹き込む。こうしてリスナーを引きつけたところで、おもむろに替え歌された二番が始まる。そこでは、これまでとは打って変わって、「英国はまもなく壊滅する」「チャーチルはユダヤの手先」という歌詞が紛れ込まされたのである。のちに米国が参戦すると、米国やルーズヴェルトを茶化した歌詞が組み込まれた。(後略)

辻田真佐憲『たのしいプロパガンダ (Japanese Edition) 』(株式会社イースト・プレス) ( Kindle 版. 2015年12月31日電子書籍発行日)

この記事の引用内容で、筆者の書きたかったことはほぼ書き尽くされています。

さらに、このボックスセットのブックレットには、チャーリー&ヒズ・オーケストラについて、もっと詳細な事実が書かれていますが、それは各メンバーの生い立ちや楽団に参加するまでの経緯が主で、そこまで踏み込むことは考えていません。
ただ、彼らの音楽性について言及した部分がありますので、例によってスマホのOCRソフトで読み込んで、Google翻訳で翻訳したものを、適当に違和感がないように筆者が修正したものを上げておきます。カッコ内は筆者が付け加えたものです。

(ルッツ・)テンプリン自身がウィリー・バーキングやフランツ・ムックのような彼のバンドのメンバーと一緒に書いたアレンジは、主にその当時のアメリカのスイング・ナンバーに見られる標準的な特徴と、ブロードウェイ・ミュージカルやハリウッド映画などアメリカ人が息長く愛好する曲からできていました。
チャーリー&ヒズ・オーケストラがヨーロッパで最高のジャズ・ミュージシャンの何人かを擁していた、という事実にもかかわらず、バンドはホット・ジャズを生み出すことができませんでした。彼らのプロパガンダのためのスイング・ナンバーは(プロパガンダ用に)調整され、幅広いターゲットの聴衆に気に入られるように曲が選択されました。ポール・ホワイトマンを「ジャズの王様」と見なし、グレン・ミラーをスイングの最大のものと見なす聴衆のためにです。そのため、チャーリー&ヒズ・オーケストラの音楽は、数少ないソロ部分のみが優れたものでした。
その結果、ドーシー・ブラザーズまたはグレン・ミラーのような型にはまったスイングが生み出されました。

以上で、このボックスセット2枚目の曲の由来や曲調については、理解してもらえたと思います。以降では、実際の曲を聴いた印象に言及していくつもりですが、その前にブックレットの曲目一覧をまたOCRソフトで読み込んだものを上げておきます。

DISC TWO - CHARLIE AND HIS ORCHESTRA: NAZI PROPAGANDA SWING
1. YOU'RE DRIVING ME CRAZY (Donaldson) 1940
2. STORMY WEATHER (Koehler, Arlen) 1940
3. WHEN DAY IS DONE (Katscher, De Sylva) 1940
4. I WANT TO BE HAPPY (Caesar, Youmans) 1940
5. YOU CAN'T STOP ME FROM DREAMING (Friend, Franklin) 1940
6. I'M PUTTING ALL MY EGGS IN ONE BASKET (Berlin) 1940
7. THE KING'S HORSES (Gay, Graham) 1940
8. ST. LOUIS BLUES (Handy) 1940
9. SLUMMING ON PARK AVENUE (Berlin) 1940
10. I'LL NEVER SAY NEVER AGAIN (Woods) 1946※1
11. DINAH (Young, Alcst, Lewis) 1941
12. GOODY, GOODY(Malneck, Mercer) 1941
13. F. D.R. JONES (Rome) 1941
14. AFTER YOU'VE GONE (Creamer, Laylon) 1941
15. MAKIN WHOOPEE (Donaldson, Kahn) 1942
16. BYE, BYE BLACKBIRD (Henderson, Dixon) 1942
17. JAPANESE SANDMAN (Egan, Whiting) 1942
18. THE LAMBETH WALK (Gay, Furber, Rose) 1943
19. YOU STEPPED OUT OF A DREAM (Brown, Kahn) 1943
20. I DOUBLE DARE YOU (Eaton, Shand) 1943
21. MISS ANNABELLE LEE (Clare, Pollack, Richman) 1943
22. HOLD TIGHT (Kent, Brandon, Ware, Spotswood) 1943
23. DIE TROMMEL UND IHR RHYTHMUS (Brocksieper) 1944※2

※1…10曲目の録音年のみ、「1946年」と戦後の年になっていますが、チャーリー&ヒズ・オーケストラは終戦とともに解散したはずであり、ブックレットにもこの曲について言及した部分はないため、単純に「1940年」または「1941年」の誤植だと思われます。


※2…23曲目のドイツ語の曲名は、英語に直すと、「THE DRUM AND IT'S RHYTHM」となります。


ということで、とりあえず通して聴いてみました。1曲毎の感想は煩わしいので(23曲もある)、全体的な感想のみとしますが、このCDは基本的に編年体で収録されているので曲の変遷が判ります。
初期の曲は。前半はいいのですが、後半で歌詞(というより語り)がメインになります。「語り」の内容はウィンストン・チャーチルの悪口や、英国軍(アメリカが参戦後はアメリカ軍も)の腰抜けぶり、それに対してドイツ軍の優秀さ、勇敢さをアピールする内容です。
英語なので内容がはっきりとは聞き取れませんが、それでも聴いていて気持ちの良いものではありません。これではプロパガンダというよりは、逆効果ではないかと思われます。
その反省からか、中期〜後期の曲では、やや「語り」がマイルドになり、さらには、「語り」から曲に乗った「歌詞」へ進化したような曲が多くなっていきます。中には、歌詞もほとんどなく、普通のジャズとして聴けるものもあります(最後の「DIE TROMMEL UND IHR RHYTHMUS」に至っては完全なインスト曲です)。
しかし、曲調はやはりグレン・ミラーかドーシー・ブラザーズかという、型にはまったものが殆どです。曲によっては、いろんな楽器がソロをとるものもありますが、ジャズとして評価できるのは、このソロ部分だけではないでしょうか?ブックレットにあった、「チャーリー&ヒズ・オーケストラの音楽は、数少ないソロ部分のみが優れたものでした。」という記述のとおりです。

【総括】
ということで、解説してきましたが、これは「迷盤」「奇盤」「珍盤」のどれに分類すべきか?「迷盤」ではないでしょう。「名盤」になるはずが裏返って「迷盤」になった、というものではないですから。では「奇盤」か?確かに「奇しい」盤ではあります。でも戦後数十年経った今では、「珍盤」(「珍しい」ではなく、「ヘンテコ」という意味で)とも言えるでしょう。なかなか判定が難しいところですが、ここは敢えて「奇盤」とします。再び、このような形で音楽が使用されるようなことがないことを願って。

最後に、何かの曲のYutube動画でも貼ろうと思いましたが、「Charlie And His Orchestra」で検索すると、結構引っかかるので、適当に検索してみてください。

                       了
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☆2020年6月27日(金)に聴いた1枚☆

ということで、とうとう月をまたがった更新になっちゃいましたが、それでも行きますよ〜。本日の1枚は〜、
ザ・レモン・パイパーズ『Jungle Mamalede』(Apple Music)

です!初のApple Musicからの1枚、ていうかもはや電子データで「枚」と呼べるのか?という疑問もありますが、まあオリジナルはアナログ盤だったわけですからここはよしとしましょう(拡大解釈)。
ザ・レモン・パイパーズというと、「Green Tambourine」の一発屋みたいな印象もありますが、ちゃんと2ndアルバムも出してます。その2ndアルバムが、これ。で、この1枚の印象は1stに比べてかなり地味。アルバムを象徴する1曲目「Jelly Jungle」こそ、1stから引き継がれたバブルガム・ポップ的な曲ですが、「Catch Me Falling」や「I Need Someone (The Painter)」はポップさを残しながらも曲調はマイナー系。そして、「Wasn't Born To Follow」や「Wine And Viiolet」になると、もはやポップとさえ言い難いアーシーなブルース・ロック。おそらくメンバーが本当にやりたかったのは、こっち系の音だと思われます。
そしてアルバムの最後を飾る大曲「Dead End Street / Half Light」。今回、Apple Musicで聴きたかったのは、この1曲だと言っても過言ではありません。というのは、筆者が初めてザ・レモン・パイパーズを聴いたのは遥か昔、ようやくCDも普及してきた頃に出た、テイチク(!)からの1stと2ndの2in1盤でした。この2in1盤、音質は良かったのですが(当時としては)、気になったのが「Dead End Street / Half Light」がフェイドアウトで終わっていること。フェイドアウトで終わること自体は珍しくないですが、タイミング的に早すぎるのです。2in1にするために無理やり途中でフェイドアウトさせたのではないか?その疑惑がずっと残っていました。
かと言ってそれだけのために別のCD買うのも憚れる...。そんな時にふと思いついてApple Musicを検索すると、ちゃんと1stと2ndに別れてある(当たり前ですが)!そして曲の長さは11分41秒。それに対し、2in1盤は10分4秒!1分半以上短い!やっぱり2in1盤は曲の途中でフェイドアウトされてたんだ!!
改めて、2in1盤を(久しぶりに)聴いてみると、やっぱり「Half Light」のまだまだ続くだろこれ、というところでフェイドアウトしてます。
それに対してApple Musicの2nd版はどうか?「Half Light」の最後の盛り上がり、2in1盤ではフェイドアウトしていた時点をすぎてもまだ、盛り上がっている。そしてそれがようやく終わったと思ったら、短いながらも新たな展開が!それがフェイドアウトしてようやく終わった、と思えなその後に「Dead End Street」のイントロだけが短く演奏されて終わるっていう、今まで聴いていた2in1盤はなんやったんや、という結果でした。
と言う訳で、積年の疑問がようやく氷解しました。最後に、YouTubeにあった「Dead End Street / Half Light」を貼っておきます。アナログ盤から起こしたらしく、スクラッチノイズが聞こえますがそれも一興。

削除されてたらごめんなさい。
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☆2020年6月25日(木)に聴いた1枚☆

なんかあっという間に6月も終わりそうですねえ。でも6月だろうが7月だろうがどんどん聴いていきますよ〜。本日の1枚は〜、
スピリット『Time Circle (1968-1972)』(Sony Music Entertainment E2K 47363)

です!ってまた2枚組ですが...。
スピリットはアメリカのロックバンドで、中心人物であるランディ・カルフォルニアは、ジミ・ヘンドリックスと活動していたことがありました。また、ツェッペリンの「天国への階段」の盗作騒動でも知られていますが、本国アメリカではともかく、日本ではそれほどメジャーとは言えないような...。
この2枚組のベスト盤は、1968年のデビューから1972年の活動停止までの楽曲41曲を収録しています。バンドは一部メンバーチェンジの後、1974年以降も活動していますが、その期間の曲からは収録されていません。
さて、このバンドですが、これまたジャンル分けするのが難しいバンドです。と言っても、普通の
「ジャンル分けするのが難しい」のとはちょっと違います。彼らの場合、「ジャンル分けするのが難しい」ような音楽をやっていた訳ではなく、曲によってジャンルが異なる、まるでカメレオンのようなサウンドだからです。
まあ、オリジナル・アルバムではなく、ベスト盤だというところでそう聴こえる面もあると思いますが、それを差し引いて考えても、やはり曲のジャンルが見事なくらいバラバラです。ストレートなロックあり、サイケあり、プログレ風あり、ハードロックありといった感じです。
決してつまらないバンドではありません。それらの曲はどれもいい曲です。しかし、41曲通して聴いても、今ひとつ正体が判らない、というか、彼らがどんな音楽を目指していたのかが判らないのです。器用貧乏、と言うとネガティヴすぎるような気がしますが、そういう面は否定できません。
最後に、「天国への階段」の盗作騒ぎのもとになった、「Taurus」のYouTube動画を貼っておきます。こりゃ、「盗作」と言われても仕方ないわ。

(削除されていたらごめんなさい)。
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☆2020年6月17日に聴いた1枚☆

ということで、ついに一昨日分の更新になってしまいましたが、しかも1枚じゃなくて2枚組ですが、そんなこと関係なく行きますよ〜。本日の1枚は〜
ドゥドゥ・ンジャエ・ローズ・パーカッション・オーケストラ『Lac Rose』(クレプスキュール・オ・ジャポン CAC-0039/40)

です!
まずはジャケ写を見てください。背の高い太鼓を前に、打ち鳴らす、というよりは斬り裂く、とばかりのポーズをとるパーカッショニスト(おそらくこの人がリーダーの「ドゥドゥ・ンジャエ・ローズ」)。振り上げたバチが、まるで鋭い刀のように思えてきます。
このジャケを見て、即(正確には値段確かめてから)購入を決意!久々の「ジャケ買い」です。とにかく、「これは面白い」オーラがゆんゆんと放射されています。
購入後、4日ばかり熟成させてから、2枚ぶっ通しで聴きました。凄い世界ですが、その世界を書く言葉が自分にはない...。あえて説明すると、これは「パーカッション・オーケストラ」なのです。いったい何人編成なのか判りませんが、全員が自分のリズムを心得ていて、しかも全体をも把握しているのです。個にして全、全にして個。ちょっと何を書いているのか、自分でも判らなくなってきましたが、もちろん西洋の音楽理論の上に成り立っているオーケストラとはある意味真逆です。しかし、全員が方向を一つにして突き進む。その音頭取りをするのが、西洋のオーケストラでの指揮者にあたるリーダー、ドゥドゥ・ンジャエ・ローズその人なのです。
パーカッション・オーケストラ」ですから、楽器は大小様々なサイズの違いはあれど、全て打楽器です。後は所々で歌われるヴォーカル。その2つだけで、驚くほど豊かな広大な世界が描き出されます。多分、どれだけ言葉を尽くしても、この音世界を描写することは困難です。少なくとも筆者の技量では。
まず、聴いてみる、それを強くお勧めします。その経験が、筆者の心のかなりな部分に影響を与えました。あなたもそうなるかは判りませんが、それだけの価値はあると思います。
一つだけ残念なのは、日本でのライヴを収録したものなのですが、あるいは楽団メンバーがあおっているのかもしれませんが、ところどころで聴こえる手拍子。アフリカのリズムについていけるはずもなく、空回りしているそれはちょっと、いや、かなり邪魔です。これがなければ最高のライヴになったと思いますが。う〜ん、でもこれはできることなら映像で観たかった!生で観れたら、なおのこと良かった!
残念なことに、ドゥドゥ・ンジャエ・ローズは5年前に逝去してしまいました。新たな人物が、あるいは再びオーケストラを率いるかもしれません。が、それはドゥドゥ・ンジャエ・ローズのものとは異なっているでしょう。筆者にとっては、このライヴ盤を含めて、数少ない録音でしか、彼(と彼のオーケストラ)の世界に触れられないのは、なんとも残念なことです。
最後に、彼への興味深いインタビュー記事を見つけましたので、それを貼っておきたいと思います。
フラン・パルレ:ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ、セネガル人音楽家
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☆2020年6月11日に観た1枚☆

ということで、またまた翌日更新になってしまいましたが、まだまだ頑張っていきますよ〜。それでは本日の1枚は〜、
Various Artists『Harlem Roots Vol.4 Jivin' Time』(Storyville Firms 60033)

です!またCDじゃなくてDVDですが。まず最初に注意しておきたいのは、このDVD、どこにも表記されてないのですが、NTSCではなくPALです(確かに「NTSC」とは書いてない)。ので、普通のDVDプレイヤー、Blu-rayプレイヤーでは再生できません。が、パソコンでは問題なく視聴できます。
次に注意しておきたいのは、両面ジャケの最上部に「Jazz Legends」と謳われていますが、いわゆる普通のライヴ演奏を期待して見るとずっこけます。これはライヴではなく、あくまで「エンタテインメント・ショー」なのです。
裏ジャケにある解説文を例によってスマホのOCRソフトで読み込んで、Google翻訳で日本語にしたものから、ちょっと修正入れたものを引用してみます。

このコンピレーションに含まれる短編映画は、Soundiesとして知られています。これらのミュージカル映画は、Panoramと呼ばれるジュークボックスマシンで上映されました。これらの映画は、1941年から1947年の間に2000本以上が制作されました。その時代の最も人気のあるレコーディングアーティストの多くが出演しました。(後略)

引用が続きますが、上の引用文中にある「Panoram」について、英語版ウィキペディアをまたGoogle翻訳したものを微妙に修正して引用してみます。

Panoramは、1940年代に米国内で時代に即した人気のあった撮影画像(1980年代のミュージックビデオに相当するもの)の音楽映像を再生するビジュアルジュークボックスの 商標名です。 デバイスは、ガラススクリーンに投影されたクローズドループの16mmフィルム リールを再生するジュークボックスで構成されていました。
Panoramは、そのために作成された短い3分のミュージックビデオの膨大なライブラリで最もよく知られています。 これらの映画は、「 スーディ」と呼ばれ 、 デューク・エリントン 、 カウント・ベイシー 、 キャブ・キャロウェイなど、当時のミュージカルスターのほとんどが出演していました。 撮影された間奏の多くは生き残り、貴重なアーカイブと見なされています。

寡聞にして、1940年代に既にビデオ・ジュークボックスがあったとは知りませんでした。そういう、ジュークボックスで再生されるための映像、と考えると納得が行きますし、当時のエンタテインメント界の様子を伝える非常に貴重な資料なのだと判ります。判りますが、どうしても物足りない感じがします。
例えば、ヘンリー・"レッド"・アレンの曲が3曲収録されてますが、1曲目、アレンはトランペットを手にしながら、歌うのみでトランペットを吹くことはないのです!まあ、2〜3曲目はそのうっぷんばらしと言わんばかりに吹きまくりますが。
収録アーティストが(今となっては)結構レアなのも特色です。いわゆる音楽演奏以外に、タップダンスやら露出度の高い衣装を着たオネイチャンが踊りまくる映像などが多く、それらのアーティスト名は、今となってはほぼ無名に近いものです。その中で注目したいのが、ジューン・リッチモンドという、ビッグ・ママ・ソーントンとためを取れそうな巨体の歌手ですが、なんとバックバンドがあのロイ・ミルトン楽団なのです!ピアノはもちろん奥方のカミル・ハワード。ロイ・ミルトン楽団の映像なんて、初めて観ました。う〜む、ダンスなんてどうでも良いから、そういう映像だけ観たかったぞ...。
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Author:freeflow
日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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