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今日の消化本(6/21)

吾妻ひでお『地を這う魚 ひでおの青春日記』(角川書店)

★★★☆
鬼才吾妻ひでおの青春時代を描いた自伝的マンガ。北海道から上京し、漫画家のアシスタントとして雇われ、徐々に自作を雑誌に掲載する機会を貰うといった時代のことが描かれている。
ストーリーの方は、まあ史実に忠実なんだろうなと思えるものだが、絵の方はこれが一筋縄ではいかない。まず描かれている登場人物であるが、吾妻ひでお自身と女の子以外は全て動物(または怪物)として描かれている。さらに空に地に奇怪な鳥が飛び、魚が這い、ロボットが歩く。デッサンはぐにゃぐにゃと歪み、なんとも禍々しい。
『失踪日記』あたりではちょっと写実的とも思える、それまでのあじま画風とはちがう傾向を見せていたが、今作では『不条理日記』あたりの、全盛期の画風に戻ったような感がある。
ストーリー的には、淡々としたものなので、少々物足りない感じがしなくはない。これから面白くなりそうだ、という時点で終わってしまうのでちょっと要求不満気味。続編を期待したい。

あずまきよひこ『あずまんが大王 1年生』(小学館SSCS-1695)

★★★★
あずまきよひこの名作4コママンガ、『あずまんが大王』の10周年を記念して出された新装版。旧版の4分冊が再編集されて3分冊になっている。その1冊目。
さすがに名作と評されるだけあって面白い。4コマであるが、きちっとしたフォーマットはなく、しばしば4コマで落ちずに次の4コマに続いたりする。そのへんのユルさ加減が絶妙。個人的は榊さんが好き。あ、でも大阪とちよちゃんのからみも捨てがたいなあ。
『よつばと!』からあずまきよひこに入った人(俺だ)にもお薦め。
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日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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