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今日の消化盤(12/1)

マグマ『エメンテト・レ』(Seventh SJAK35)

★★★★☆
マグマ、待望の新作。今年5月の来日公演でも演奏された大曲「エメンテト・レ」を収録したCDと、制作の模様のドキュメント「Phases」を収録したDVD(未見)の2枚組。
2000年代になってからのマグマは、『トゥーザムターク』三部作や『コンタルコス・アンテリア』など、1970年代からの「宿題」を次々と実現している。『エメンテト・レ』もその一環な訳だが、聴いてみて感じた印象は、今までの諸作とは明らかに違う。何と言ったらいいのだろうか、良い意味で、「軽い」のだ。
マグマの(個人的な)印象と言えば、あくまでも暑苦しく重々しく、ひたすら鉄パイプで殴られるような攻撃的な音楽というものであった。今年5月の来日公演で「エメンテト・レ」を聴いた時も、その印象はそんなに変わらなかったように思う。相変わらず、ひたすらボディブローを撃ち込まれるような執拗な演奏で、ずっしりと重たかったのを覚えている。だからこのスタジオ版「エメンテト・レ」を聴いた時はちょっと驚いた。ライヴ版と、これほどの差があることに。
とは言っても、マグマはあくまでマグマである。先ほど「軽い」と書いたが、ただ単に「軽い」だけではなく、マグマならではの「重い」攻撃性を秘めた軽さなのだ。一言で言うなら、今作でのマグマは、「押す」ばかりでなく、「引く」ことも覚えたという感じである。「蝶のように舞い、蜂のように刺す」そんな表現がぴったりくるバンドになった。本当にこのバンドは、何時まで進化を続けるのだろうか。恐ろしい存在である。
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日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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