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殺しのスタイル・其の壱

5月5日の項で書いた、日活時代の鈴木清順監督作品25本(当初19本予定だったが、追加上映決定で全25本に)を連続上映する企画「STYLE TO KILL 鈴木清順レトロスペクティヴ -殺しのスタイル-」が19日から始まっています。で、昨日はその第2回『刺青一代』を見てきました。



◆ ネ ◆ タ ◆ バ ◆ レ ◆ 警 ◆ 報 ◆ ! ◆


今回もネタバレに要注意ね!

冒頭、降りしきる雨のなかでの立ち回りシーン、主人公白孤の鐵を追い回す刑事が、履いている赤茶色の靴のみアップで写される、など清順らしいところは随所に見られますが、全体としてはむしろ地味な任侠映画です。立ち回りシーンもほとんど最初だけだし、むしろ鐵の弟健次と、飯場の親方の奥さんとのロマンスが描かれるなど人間ドラマといった方がいいくらい。

ただし、それもラスト15分前まで。そこからはまるで別の映画です。健次が敵対する神戸組の手下に斬られて壁にもたれかかると、足下の白砂が左から右へささっと紅に染められます。それをかわきりにまるで歌舞伎のような様式美の世界へ突入。弟の復讐へ向かおうとする鐵が立ち上がると、途端にあたりの照明が落ちて鐵にあたるスポットライトだけに。神戸組へ急ぐ鐵と番傘を渡す酒場の女のアクションはもう歌舞伎そのもの(実際演じる高橋秀樹は歌舞伎役者に指導してもらったらしい)。

そして圧巻はいよいよ鐵が神戸組の屋敷に乗り込んでから。中へと突き進んで行く鐵が襖を開けると真っ青な襖、真っ黄色な襖の連続!親分と対決するシーンではなんと畳がガラスになり、床下から対峙する二人を見上げる大胆すぎる構図。

清順監督自ら、後に「あれはやりすぎだ」と語ったそうですがまさしくそういう感じです。なんの知識も先入観もなしに、ただの任侠映画と思って見た人はさぞかしぶっ飛んだと思う(^^;。



  ◆ 警 ◆ 報 ◆ 解 ◆ 除 ◆

う〜む、今回はネタバレ警報部分ばかりですまーん!でもこの映画は出来れば事前知識なしで見てぶっ飛んでほしいです。って上映は今日で終わりだけど(^^;。

企画自体は、6月29日まで毎日上映してますので、興味を持った人は是非どうぞ。映画館は梅田ス
カイビル3Fのシネ・リーブル梅田です。関西ローカルですまーん!
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日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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