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山田正紀『金魚の目が光る』(徳間文庫)(4/6)

個人的には、山田正紀というとどうしてもSF作家、という印象が強いのだが、実際には最近はむしろミステリ作家として活躍している。ミステリ作家としての山田正紀は殆ど読んでいないのだが、唯一の例外が『人喰いの時代』(ハルキ文庫)。戦前の小樽を舞台に、探偵呪師霊太郎が活躍する連作短編集だ。これがなかなか面白かった。
で、本作はその呪師霊太郎の登場する2作目。奥付けを見ると、単行本が出たのは1990年とある。12年経ってから文庫化されるというのも珍しい。
本作は舞台を小樽から九州の柳河に移している。柳河と言えば、詩人北原白秋の出身地。ということで、白秋自身も登場し、白秋作の童謡通りに連続殺人が起こるという趣向(ちなみに冒頭に引用されているこの童謡が物凄く怖い。童謡とはとても思えない。是非これだけでも立ち読みしてみてください)。柳河の独特の雰囲気(って行ったことないが)がうまく生かされていて味のある佳作になっていると思う。
山田正紀のミステリ、真面目に読んでみようかな。
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日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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