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サラ・ウォーターズ『荊の城(上・下)』(創元推理文庫)(9/19)




ミステリ作家、サラ・ウォーターズの第2作。第1作『半身』(創元推理文庫)は、傑作ながらも、重く暗い雰囲気、凝った文章、時系列の違う二つのストーリーが交錯する複雑な構成が災いして読みづらかったが、今作はやはり雰囲気は重く暗いものの、ストーリーはシリアルに展開するストレートなものである事もあり、かなり読みやすかった(といいながら途中でかなり長い間中断したが)。
前作は結末に向けてひたすら昇り詰めていくタイプの作品だったが、今作は途中で二転三転するストーリーで最後まで飽きさせない。余韻を残した静かな終わり方も見事。前作ではほのかに香る程度だった百合の香りも今作では満開。
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日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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