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篠田真由美『美貌の帳』(講談社文庫)(10/18)

建築探偵桜井京介シリーズの6作目。筆者による「あとがき」によれば前作までが第一部、今作からが第二部、という位置づけになるそうだ。
前作『原罪の庭』で、重要なサブキャラである「蒼」の出で立ちが描かれ、彼についての謎が一応解かれた、ということでの第一部完結なのだろう。とすれば今作で始まる第二部ではある意味「蒼」以上に謎が深そうな主人公桜井京介についての謎が解き明かされるのかも知れない。もっとも私の場合文庫化されてから読んでいるので、実際には講談社ノヴェルズ上では既に10作目(短編集含む)まで進行しており、その答えは既に出ているのかも知れない。
ミステリとしての感触は、シリーズものとしての調和を乱さない感じでそつなく描かれている(強いて言うならやや平坦な印象がないでもない)。「建築探偵」シリーズだけあって毎回「建築」が謎解き上重要な要素になっているのだが、今作ではいまひとつその要素が薄いな、と思っていたら結末でしっかり意表を突く形で絡んできたのは見事。
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日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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