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森博嗣『恋恋蓮歩の演習』(講談社文庫)(12/1)

Vシリーズ長編6作目。森博嗣の本はこのところ鬼のように出ていてとても全部は読み切れない。というかここ2作ぐらいどうもいまひとつ面白くない、というか乗り切れない感じがしていた。特に講談社文庫で直前に出た短編集『今夜はパラシュート博物館へ』を読んで(実はまだ最後まで読み終えていないのであるが)、この人はミステリという小説のスタイルを放棄しようとしているのではないか?とさえ思った。もちろんミステリというスタイルにこだわる必要はないのだけれど、それにしては中途半端にミステリっぽい格好をつけているようでどうも好きになれなかった。
そんな訳で本作も文庫化されてからけっこう長い事放って置いたのだが、まあメインシリーズぐらいは読まんとあかんかなあと思ってようやく買って読んでみた訳だが、読んでみるとなんのことはないいつも通りの面白さで、ミステリとしての魅力も十分に備わっている。ただ今に始まった事ではないが、メインのストーリー以外の、サブストーリーのようなものは前作、前々作から引き継いでいるものが多く、言ってみれば「連作長編」といった趣になっている。このシリーズを始めて読む人は素直に1作目から読む事をおすすめする。
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日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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