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飛鳥部勝則『冬のスフィンクス』(光文社文庫)(2/24)

自作の絵画を口絵にし、作中にも取り入れるというちょっと変わったミステリ作家、飛鳥部勝則の5作目にあたる長編。本作の主人公盾経介は、寝る前に絵を見てから眠ると夢の中でその絵の中の世界に入れるという特技の持ち主。ある日、州ノ木正吾という画家の絵を見てから入った夢の世界で奇怪な殺人事件に巻き込まれる。なんとかその夢から覚めるものの、そこはまた別の夢の世界だった...。
という具合で、話が進むにつれどこまでが夢でどこまでが現実なのか判らなくなってくる。ミステリというよりは幻想小説としての側面が強い(一応、作中の殺人事件に関する謎解きは行われるが)。ちなみに本作はこの著者の前作『砂漠の薔薇』(光文社文庫)の姉妹編のような位置付けになっていて、登場人物も何人かは共通している。ストーリーには直接のつながりはないのでどちらを先に読んでも差し支えはないが、続けて読むとより面白く読めるだろう。
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日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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