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●ジャンゴ・ラインハルトの10枚組箱『Milestone Of A Legend』について Part.7●

またまた間が空いてしまいましたが、更新します。今回はCD9とCD10の調査、そして総括です(年度末に合わせて最終回です)。


それではまずCD9の情報を見てみましょう。

◆CD9
Django Reinhardt & Quintet Of The H C F & Stephane Grappelly
 ”Djangology” 1961 [RCA Victor―US LPM 2390]
 Bass Carlo Pecopi Drums Aurelio Carolis Guitar Django Reinhardt Piano Gianni Safred Violin Stephane Grappelly


このCDでは、■アーティスト名
"アルバム名" 発表年 [レーベル―発表国 カタログ番号]
演奏者名(楽器 人名)、という順で表記されています。アーティスト名の"H C F"は例によって"Hot Club of France"の略称です。今までは、ステファン・グラッペリが"H C F"に含まれていましたが、今作では別扱いになっているようです。
このCDの収録時間は39.40分(39.34分)注1です。

それではアルバム情報です。例によって、[レーベル名―国名 カタログ番号]で検索してみて、こちらのページがヒットしました、が、見ての通りこれはペリー・コモのアルバムのページで全く関係ありません。どうやらカタログ番号が誤っている模様です。アーティスト名とアルバム名で検索して、こちらのページに辿り着きました。正しいカタログ番号は「LPM 2319」のようです。
それ以外には、アルバム名が、「&」と「And」、「&」と「With」と言った細かい差異があります。発表年は一致しています。曲名は、2(A2)、5(A5)、8(B2)が一部異なっていますが、表記のゆれの範囲内であり、別の意味と言う程ではありません。

それではいつもの収録曲表です。

■Djangology
No.曲   名
1(A1)Minor Swing
2(A2)Beyond The Sea(La Mer)
3(A3)Bricktop
4(A4)Honeysuckle Rose
5(A5)Artillerie Lourde (Heavy Artillery)
6(A6)Djangology
7(B1)After You've Gone
8(B2)Ou Es-Tu Mon Amour (Where Are You My Love)
9(B3)I Saw Stars
10(B4)Lover Man (Oh Where Can You Be)
11(B5)Menilmontant
12(B6)Swing 42



次にCD10の情報を見てみましょう。

◆CD10
アーティスト名表記なし "Django Reinhardt Et Le Quintette Du H C F" The Very Best Of 1961
 [RCA―France 730.596]
 演奏者名表記なし


このCDでは、アーティスト名と演奏者名の記述がなく、■ "アルバム名" The Very Best Of 発表年(もしくは、The Very Best Of 1961 発表年なし)
[レーベル―発表国 カタログ番号]、という順で表記されています。
アーティスト名と演奏者名の表記がないのは、CD7と同じく、アルバム名=アーティスト名=演奏者名だからでしょう。謎なのはダブルクォーテーションで囲まれたアルバム名の後ろに付けられた「The Very Best Of」の文字列です。或いは「The Very Best Of 1961」までが文字列で、発表年の表記がない、とも考えられます。
とりあえず、例によって、[レーベル名―国名 カタログ番号]で検索してみて、こちらのページがヒットしました。これには、「The Very Best Of」の文字列は付いていません。また発表年は1961年ではなく1972年となっています。
考えられるのは、ダブルクォーテーションで囲った"Django Reinhardt Et Le Quintette Du H C F"だけだと、CD7と同じアルバム名になってしまい(中身は全く違っていますが)、区別がつかなくなるので、「The Very Best Of 1961」という文字列を足したのではないか?ということです。なぜ「1961」なのか?という疑問は残りますが...。
このCDの収録時間は42.03分(41.55分)注1です。

それではいつもの収録曲表です。

■Django Reinhardt Et Le Quintette Du H C F (The Very Best Of 1961)
No.曲   名
1(A1)Jersey Bounce
2(A2)Nuages
3(A3)Sophisticated Lady
4(A4)St. Louis Blues
5(A5)September Song
6(A6)Royal Garden Blues
7(B1)Darktown Strutter’s Ball
8(B2)Stormy Weather
9(B3)Dream Of You
10(B4)A-Tisket A-Tasket
11(B5)Anniversary Song
12(B6)Russian Songs Medley


以上で、全CD10枚の調査が完了しました!

◆総括◆
  1. 収録アルバムについて
    私は、ジャンゴ・ラインハルトについては、まだ聴き始めたばかりなので、この14枚のアルバムのチョイスが妥当なものかどうかは判りませんが、有名な『ジャンゴロジー』やライブ盤を収録するあたり、それなりに考えているとは思えるのですが、全体的に見ると、中途半端という感は否めません。例えば、「メモリアルアルバム」を2と3だけ収録して1は収録しない、と言ったような点などです。
  2. 収録量について
    このボックスセットの総収録時間注2は7時間37分=457分なので、1枚あたりの平均収録時間は、45.7分ということになります。短い、とは言えないかも知れませんが、長くないことは確かです。CD1〜CD4までは2in1ですが、初期のアルバムは、LPと言っても12インチではなく10インチなので、頑張ればCD1枚に3アルバムくらい入るかも知れません。CD5以降は全て1枚1アルバムなので、この辺も適当に調整すれば2in1にできたような気がします。
  3. オリジナルLPにこだわり過ぎでは?
    以前のMembranの10枚組箱はどのアルバムからとか言う考慮なく、ただ曲が詰め込まれているだけのものでした。このボックスセットではその辺が改善されて、アルバム単位で収録されている訳ですが、あまりにもオリジナルのLPにこだわりすぎているような気がします。例えば『ジャンゴロジー』などは現在、ボーナストラックを大量に追加した版が出回っていますが、そこら辺はCDを真似ても良かったのではないかと。まあ、版権とか、色々とややこしい問題があるのかも知れませんが。
  4. 総合的に見て
    さて、このボックスセットの総合評価ですが、ここからは完全に私的な内容になりますが、正直2000円出して買うほどのものではない。というところです。私はHMVでたまたま1080円(税込)注3で売っていたのを買ったので、まあ、それぐらいの価値はあったと思いますが。1500円なら悩んだところ、2000円なら買わなかったでしょう。そんなところです。


以上でこの一連の記事を終わります。長々とお付き合いくださった方、ありがとうございました。

注1.括弧外の時間は、CDペーパースリーブ上の表記時間、括弧内の時間はiTunesで表示された実時間です。以下同様。
注2.iTunesで、14枚全てのアルバムを選択した時に表示される総再生時間です。
注3.3月28日夜の時点で、2052円(税込)まとめ買いすれば1936円


                                       了
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日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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