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☆2020年6月25日(木)に聴いた1枚☆

なんかあっという間に6月も終わりそうですねえ。でも6月だろうが7月だろうがどんどん聴いていきますよ〜。本日の1枚は〜、
スピリット『Time Circle (1968-1972)』(Sony Music Entertainment E2K 47363)

です!ってまた2枚組ですが...。
スピリットはアメリカのロックバンドで、中心人物であるランディ・カルフォルニアは、ジミ・ヘンドリックスと活動していたことがありました。また、ツェッペリンの「天国への階段」の盗作騒動でも知られていますが、本国アメリカではともかく、日本ではそれほどメジャーとは言えないような...。
この2枚組のベスト盤は、1968年のデビューから1972年の活動停止までの楽曲41曲を収録しています。バンドは一部メンバーチェンジの後、1974年以降も活動していますが、その期間の曲からは収録されていません。
さて、このバンドですが、これまたジャンル分けするのが難しいバンドです。と言っても、普通の
「ジャンル分けするのが難しい」のとはちょっと違います。彼らの場合、「ジャンル分けするのが難しい」ような音楽をやっていた訳ではなく、曲によってジャンルが異なる、まるでカメレオンのようなサウンドだからです。
まあ、オリジナル・アルバムではなく、ベスト盤だというところでそう聴こえる面もあると思いますが、それを差し引いて考えても、やはり曲のジャンルが見事なくらいバラバラです。ストレートなロックあり、サイケあり、プログレ風あり、ハードロックありといった感じです。
決してつまらないバンドではありません。それらの曲はどれもいい曲です。しかし、41曲通して聴いても、今ひとつ正体が判らない、というか、彼らがどんな音楽を目指していたのかが判らないのです。器用貧乏、と言うとネガティヴすぎるような気がしますが、そういう面は否定できません。
最後に、「天国への階段」の盗作騒ぎのもとになった、「Taurus」のYouTube動画を貼っておきます。こりゃ、「盗作」と言われても仕方ないわ。

(削除されていたらごめんなさい)。
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☆2020年6月17日に聴いた1枚☆

ということで、ついに一昨日分の更新になってしまいましたが、しかも1枚じゃなくて2枚組ですが、そんなこと関係なく行きますよ〜。本日の1枚は〜
ドゥドゥ・ンジャエ・ローズ・パーカッション・オーケストラ『Lac Rose』(クレプスキュール・オ・ジャポン CAC-0039/40)

です!
まずはジャケ写を見てください。背の高い太鼓を前に、打ち鳴らす、というよりは斬り裂く、とばかりのポーズをとるパーカッショニスト(おそらくこの人がリーダーの「ドゥドゥ・ンジャエ・ローズ」)。振り上げたバチが、まるで鋭い刀のように思えてきます。
このジャケを見て、即(正確には値段確かめてから)購入を決意!久々の「ジャケ買い」です。とにかく、「これは面白い」オーラがゆんゆんと放射されています。
購入後、4日ばかり熟成させてから、2枚ぶっ通しで聴きました。凄い世界ですが、その世界を書く言葉が自分にはない...。あえて説明すると、これは「パーカッション・オーケストラ」なのです。いったい何人編成なのか判りませんが、全員が自分のリズムを心得ていて、しかも全体をも把握しているのです。個にして全、全にして個。ちょっと何を書いているのか、自分でも判らなくなってきましたが、もちろん西洋の音楽理論の上に成り立っているオーケストラとはある意味真逆です。しかし、全員が方向を一つにして突き進む。その音頭取りをするのが、西洋のオーケストラでの指揮者にあたるリーダー、ドゥドゥ・ンジャエ・ローズその人なのです。
パーカッション・オーケストラ」ですから、楽器は大小様々なサイズの違いはあれど、全て打楽器です。後は所々で歌われるヴォーカル。その2つだけで、驚くほど豊かな広大な世界が描き出されます。多分、どれだけ言葉を尽くしても、この音世界を描写することは困難です。少なくとも筆者の技量では。
まず、聴いてみる、それを強くお勧めします。その経験が、筆者の心のかなりな部分に影響を与えました。あなたもそうなるかは判りませんが、それだけの価値はあると思います。
一つだけ残念なのは、日本でのライヴを収録したものなのですが、あるいは楽団メンバーがあおっているのかもしれませんが、ところどころで聴こえる手拍子。アフリカのリズムについていけるはずもなく、空回りしているそれはちょっと、いや、かなり邪魔です。これがなければ最高のライヴになったと思いますが。う〜ん、でもこれはできることなら映像で観たかった!生で観れたら、なおのこと良かった!
残念なことに、ドゥドゥ・ンジャエ・ローズは5年前に逝去してしまいました。新たな人物が、あるいは再びオーケストラを率いるかもしれません。が、それはドゥドゥ・ンジャエ・ローズのものとは異なっているでしょう。筆者にとっては、このライヴ盤を含めて、数少ない録音でしか、彼(と彼のオーケストラ)の世界に触れられないのは、なんとも残念なことです。
最後に、彼への興味深いインタビュー記事を見つけましたので、それを貼っておきたいと思います。
フラン・パルレ:ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ、セネガル人音楽家
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☆2020年6月11日に観た1枚☆

ということで、またまた翌日更新になってしまいましたが、まだまだ頑張っていきますよ〜。それでは本日の1枚は〜、
Various Artists『Harlem Roots Vol.4 Jivin' Time』(Storyville Firms 60033)

です!またCDじゃなくてDVDですが。まず最初に注意しておきたいのは、このDVD、どこにも表記されてないのですが、NTSCではなくPALです(確かに「NTSC」とは書いてない)。ので、普通のDVDプレイヤー、Blu-rayプレイヤーでは再生できません。が、パソコンでは問題なく視聴できます。
次に注意しておきたいのは、両面ジャケの最上部に「Jazz Legends」と謳われていますが、いわゆる普通のライヴ演奏を期待して見るとずっこけます。これはライヴではなく、あくまで「エンタテインメント・ショー」なのです。
裏ジャケにある解説文を例によってスマホのOCRソフトで読み込んで、Google翻訳で日本語にしたものから、ちょっと修正入れたものを引用してみます。

このコンピレーションに含まれる短編映画は、Soundiesとして知られています。これらのミュージカル映画は、Panoramと呼ばれるジュークボックスマシンで上映されました。これらの映画は、1941年から1947年の間に2000本以上が制作されました。その時代の最も人気のあるレコーディングアーティストの多くが出演しました。(後略)

引用が続きますが、上の引用文中にある「Panoram」について、英語版ウィキペディアをまたGoogle翻訳したものを微妙に修正して引用してみます。

Panoramは、1940年代に米国内で時代に即した人気のあった撮影画像(1980年代のミュージックビデオに相当するもの)の音楽映像を再生するビジュアルジュークボックスの 商標名です。 デバイスは、ガラススクリーンに投影されたクローズドループの16mmフィルム リールを再生するジュークボックスで構成されていました。
Panoramは、そのために作成された短い3分のミュージックビデオの膨大なライブラリで最もよく知られています。 これらの映画は、「 スーディ」と呼ばれ 、 デューク・エリントン 、 カウント・ベイシー 、 キャブ・キャロウェイなど、当時のミュージカルスターのほとんどが出演していました。 撮影された間奏の多くは生き残り、貴重なアーカイブと見なされています。

寡聞にして、1940年代に既にビデオ・ジュークボックスがあったとは知りませんでした。そういう、ジュークボックスで再生されるための映像、と考えると納得が行きますし、当時のエンタテインメント界の様子を伝える非常に貴重な資料なのだと判ります。判りますが、どうしても物足りない感じがします。
例えば、ヘンリー・"レッド"・アレンの曲が3曲収録されてますが、1曲目、アレンはトランペットを手にしながら、歌うのみでトランペットを吹くことはないのです!まあ、2〜3曲目はそのうっぷんばらしと言わんばかりに吹きまくりますが。
収録アーティストが(今となっては)結構レアなのも特色です。いわゆる音楽演奏以外に、タップダンスやら露出度の高い衣装を着たオネイチャンが踊りまくる映像などが多く、それらのアーティスト名は、今となってはほぼ無名に近いものです。その中で注目したいのが、ジューン・リッチモンドという、ビッグ・ママ・ソーントンとためを取れそうな巨体の歌手ですが、なんとバックバンドがあのロイ・ミルトン楽団なのです!ピアノはもちろん奥方のカミル・ハワード。ロイ・ミルトン楽団の映像なんて、初めて観ました。う〜む、ダンスなんてどうでも良いから、そういう映像だけ観たかったぞ...。
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☆2020年6月3日に聴いた1枚☆

さてさて月日の流れは速いものでもう6月です。が、6月だろうが7月だろうがまだまだ聴いていきますよ〜。本日の1枚は〜、
ウッディ・マン/ジョ・アン・ケリー/サン・ハウス『Been Here And Gone』(Lee Haywood Studio TAB・CD-1007)

です!
このCDを見つけた時は心騒ぎましたね。ウッディ・マン(誰?)とジョ・アン・ケリーとサン・ハウスの共演が聞けるなんて!!とね。
が、世の中そう甘くはいかないもんで、CD上では3人の連名になっていますが、実態は、ウッディ・マン(だから誰?)とサン・ハウスの共演6曲、ウッディ・マン(しつこく誰?)とジョ・アン・ケリーの共演8曲、ウッディ・マン(どうでもいい)のソロ7曲(インスト)計21曲収録という内容で、残念ながらジョ・アン・ケリーとサン・ハウスの共演曲はないのですorz。
いつまでも誰?扱いしてもなんなんで、ウッディ・マンの正体を書くと、かのゲイリー・デイヴィス師のお弟子さんだったギタリストで、演奏活動の傍ら、ギターの教則本やビデオ、ギターセミナーなども手掛けているそうです。このCDの内、彼のソロ曲は1999年に新たに録音されたもので、ジョ・アン・ケリーとサン・ハウスとの共演曲は、1971〜1972年にかけて、ニュー・ヨークのヤズー・スタジオで録音されたものです。
サン・ハウスは、今更書くまでもない、伝説的なカントリー・ブルースマンです。1902年生まれとのことなので(異説あり)、この録音時は69歳or70歳となります。その頃は酒と病気(アルツハイマー病とパーキンソン病)で、完全な調子ではなかったようで、このCDでの録音も、どちらかと言えば、歌うというより、喚く、泣き叫ぶ、といった痛ましい、しかしぐっと胸に残る、なんとも言えない迫力に満ちています。
ジョ・アン・ケリーについては、知らない人もいるかも知れませんが、イギリスの白人女性ブルース・シンガー/ギタリストで、独特の世界を持っています。このCDでも、彼女の多彩な面を聴くことができます。
最後にウッディ・マンの生年月日は何故かどこを探しても載っていないのですが、1971〜1972年頃は、彼のミュージシャンとしての活動のごく初期だったようで、そんな時に「伝説」の ブルースマンと共演する(というよりはひたすらサン・ハウスの伴奏をしている、という感じですが)というのは、凄いプレッシャーであると共に、得難い経験だったでしょう。それにしても聴いてみたかったなあ>サン・ハウスとジョ・アン・ケリーの共演...。
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日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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