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自由浮遊社音言画ログZZ

音楽と文学と映画と美術のための落書き Since 2000/7/29

今日の消化盤(3/30)

システム7『セブンス・ウェイブ』(Beat Records BRC-31)

★★★☆
System7の2001年発表のアルバム。システム7については、多少の入れ替わりはあれど、基本的にアルバムの発表順の時系列に沿って聴いてきてる訳だが、このアルバムあたりからそれまでのスティーヴ・ヒレッジのスペイシーなギターをメインにしたアンビエント・サウンドとでも言うべき作風からちょっと変わったような気がする。
よりリズムを強調するようになり、アンビエント色はやや薄まった。普通のテクノに近づいたとも言えるが、それでもシステム7としての独自性のようなものは失われていない。
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今日の消化盤(3/28)

Ulrich Schnauss『Goodbye』(Domino DNO 149)

★★★★
ある時はネオ・シューゲイザーと呼ばれたり、ある時はクラブ/テクノ系の棚に並べられたりと、今ひとつ正体がはっきりしないウルリッヒ・シュナウスのアルバム。
いざ聴いてみると、これは…確かにアンビエントっぽい要素はあるが、テクノに入れるにはちょっと軟弱すぎる。かといってシューゲイザーに入れるにも、激しいノイズギターがある訳でもなく淡々としすぎ。
ということで聴いてみた印象としては、コクトー・ツインズあたりの、4AD系耽美派サウンドというのが一番近いんじゃないかと思った。まあ、まだ1枚しか聴いてないので、他のアルバムではまた違った傾向の音なのかも知れんが…。
で、まあ何に似てる云々の話は置いておいて、美しい音色とゆったりと流れる河のようなどっしりした音作りはなかなか好感が持てた。他のアルバムも聴いて行きたい。

伊福部昭『ゴジラvsキングギドラ』(Bandai Visual BCCE9001R・9002R)
★★★★
1991年公開の映画『ゴジラvsキングギドラ』のサントラ。音楽は16年ぶりに東宝特撮映画を担当する伊福部昭。さすがに久しぶりのせいか、今ひとつ楽曲にキレがないなあ。まあ、伊福部昭だから厳しい目で見てしまう訳で、一般の映画音楽と比べると素晴らしい出来ですが。
ちなみに2枚組で2枚目はドラマCDですが、そっちは聴いてません。昔からアニメとかのドラマCDという奴が苦手でのう。なんか聴いていてこそばゆいような恥ずかしいような気がしてしまうですよ。
※このCDはamazonでは登録されていないようです。
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