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冬目景『羊のうた 7巻』(バーズコミックス)(2/25)

6年半という長い期間を経て描かれた作品のいよいよ完結編。この作品については、以前にも書いたことがあるが、とにかく最近の日本のコミックとはちょっと違う時間の流れのようなものが特徴的。1種の変形吸血鬼ものではあるが、ホラーではない。むしろ文芸コミック(という名前が有効かどうかよく判らないが)と呼ぶべきかも知れない。
作者曰く最初の構想よりはややハッピーになった、というエンディングにただ涙(でも当初の構想のエンディングも読んで見たかったり)。
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マイケル・コナリー『わが心臓の痛み(上・下巻)』(扶桑社ミステリー)(2/16)

ハリー・ボッシュシリーズで知られる作家のノンシリーズ作。心臓を悪くして退職し、心臓移植手術を受けたばかりの元FBI捜査官、テリー・マッケイレブは、ある日見知らぬ女性の訪問を受け、彼女の妹の殺人事件を解決して欲しいと依頼される。既に退職したテリーはいったん断るが、実はその殺された妹の心臓こそ自分自身に移植されたものであったことを聞かされて引き受ける。
と言ったストーリー。とにかく主人公テリーの、捜査への動機が明確なので、最後まで一貫してストーリーが進行する。途中次々と明かされる新たな事実。いい味を出している脇役達。そして最後に明かされる思いがけない犯人の動機と主人公テリーの苦悩。
と非常にすぐれた作品。なのに読了まで1ヶ月半もかかったのはひとえに私が悪いんです、はい。
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槻城ゆう子『召還の蛮名』(エンターブレイン ビームコミックス)(2/11)

学園ラヴコメ+クトゥルフ神話もの、という非常に珍しいジャンルのコミック。日本でもこんなの書いてるの彼女だけじゃないだろうか。絵柄的にはまあまあ好み。ストーリーとしては…、正直ラヴコメとしてもクトゥルフものとしてもぬるすぎる。原因として、ひとつには、RPGマガジンに不定期連載という形を取っていたことだろう。そのせいで、連載でもなく1話完結でもないなんか中途半端なストーリー進行になってしまっている。
もう一つは、著者自らあとがきで触れているが「注釈などを省いた為、魔術情報が秘められて」しまっていることだろう。各種召還魔法を使う場面は、確かにかっこいいのだけど、それがどういう魔法かとかいう情報が一切無いため、単なる道具になってしまっている。ということで、できればちゃんとした連載という形で続きをキボンヌ。
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日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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