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5/20に読み終わった本

絲山秋子『末裔』(新潮文庫)。これまで読んできた絲山秋子作品は、短編か、せいぜい長めの中編というものが大半だったので、この長編はどんなことになっているか、楽しみで読んできたのだが、今までの絲山秋子作品とはちょっと変わっている。時間の流れが、この小説では重要な要素で、時系列にそって流れていくいわば本流、とでもいう流れがあるが、そこで語られる物事は、逆に過去に遡っていく。
この2つの相反する流れが、この作品を独特なものにしている。加えて「家族」という、しかしそれほど強い絆でなく、ゆるい感じで繋がった家族も重要なファクターだ。例によって「この人の作品はこの人にしか書けない」独特なものだ。
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5/6に読み終えた本

和田誠のイラスト+村上春樹のエッセイという構成の1冊。個人的には、ジャズにハマって日が浅い自分でも面白く読めた。ジャズのコアなファンが読んでも充分面白いと思う。ていうか、「読み手を選ばない」1冊。やっぱりこの人のエッセイは面白い。安心して読める。
ちなみに表紙イラストは、ビックス・バイダーベックという、この本に収録された中でも、おそらく一番マイナーな人。この人を表紙に持ってくる辺り、ちょっとあざとさを感じるが、それはそれで面白い。
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5/4に読み終えた本

これはどうジャンル分けしたらいいのか迷う本。小説ではないし、エッセイ...に入るのだろうが。ちょっと違和感がある。裏表紙の紹介文を読んでもらうのが一番かと。
まあ、面白かったけど、1つ興ざめするのが、明治・大正の世相を皮肉たっぷりに描いた後、返す刀で現代の世相を斬るのだが、その斬り方があまりにもストレートというか、何の工夫もなくて萎える。おまけに内容もちょっとピンぼけしてる事が多いし。
明治・大正の世相を皮肉るだけにとどめていればもっと面白く読めただろうに、と考えるとちょっと残念。
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Author:freeflow
日々鬱病と未聴CDと戦いながらCD買い物依存症から抜け出せない、そんな奴です。

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